電気けいれん療法
電気けいれん療法 Electroconvulsive Therapy (ECT)
いわゆる電気ショック療法です。
これは現在でも有効であると考えられている
れっきとした治療の選択肢の一つです。
人工的に頭部に通電してけいれんをおこして
精神症状の改善を図ります。
けいれんを起こす際には 頭部に電極を当てて通電するんですが
昔は全身麻酔をかけずに行ったため 様々な問題がありました。
今では、全身麻酔をかけた上で行いますから(非けいれんECTといいます)
骨折をおこしたり、痛みを感じることはありません。
非けいれんECTは 麻酔の専門医がいる施設でしか行えませんから
大学病院など総合病院で主に行われます。
主な副作用としてあげられるのは健忘です。
直前の記憶が、一部なくなることがあります。
これは、数ヶ月もたつと回復されることが多いです。
主な対象は、重度のうつ病、統合失調症です。
薬物療法が困難な場合
もしくは回復に急を要する場合などに選択されることがあります。
最近はいいお薬が多くでてきていますし
緊急といっても まずは薬物治療が行われます。
そして、薬物を色々と試したにもかかわらず効果がない場合で
そのうえで 死にたい気持ちが強いうつの患者さんや
意識はハッキリしているのに ほとんど動きがなくなってしまう状態(昏迷)
など緊急の対応が必要な患者さんに対して選択されます。
もちろん、ご家族にご説明、ご相談して
意見が一致したときだけです。
お薬の発展で 以前よりもECTを選択することは少なくなってきています。
ですから、今まであまり数は経験していませんが
非常に優れた効果を発揮するのをみてきました。
