支持的精神療法
<しじてきせいしんりょうほう>
精神療法の基本となる考え方。
特定の理論的な枠組みがあるわけではない。
治療者の態度としては重要視されるのは以下の2つ。
@支持的な態度:支持的な態度とは、患者さんをその心身の存在の根底から支えること。これは、その場の要求をかなえることではない。
A傾聴:まず患者さんのいうことに耳を傾けること。開かれた態度で、適宜必要な質問をするなどして理解を深める。
この2つは、精神医学の基本精神であると同時に、それ自体が治療的意義を持っている。
支持的精神療法では、内・外の生活史を詳細に聴取する。外的生活史とは、客観的な出来事(引っ越し・事故)。内的生活史は出来事に対する心情的なもの(喜怒哀楽)などのことを指す。治療者が患者さんの生活史を理解していく過程は、患者さんが自分自身を全体的・客観的に把握する過程でもある。
治療者は、患者さんの自然な自己治癒の過程を混乱させることのないよう、注意する。
